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  • 第九十一景

界隈が「八十島」だった頃から
親しまれていた村の鎮守

すさのおのみことじんじゃ 素盞烏尊神社(浦江八坂神社)
大阪市北区 大淀南3-3-25
参拝自由

浦江村(現・福島区鷺洲と北区大淀の一部)の鎮守として室町時代にはすでに存在していた。末社の野々宮社があった所は、古代、伊勢の斎宮(いつきのみや)がお住まいになった場所であったと伝わる。同じく末社の王仁(わに)神社は、古代・百済から招聘されて浦江にたどり着いて仁徳天皇の教育係を務めた王仁博士を祀った学問の神様で、界隈一帯の西成郡大仁(だいに)村にあった、墓と伝えられる塚を1912(明治45)年に移したもの。