時代を築いたヒーローを追いかけて
夏には天神祭の華やかさで色づく大川沿い。
文明開化の息吹が今も感じられ、天満へと続く寺町通には
近代日本の人々に影響を与えたヒーローたちの墓所もある。
江戸後期、幕末、明治へと続く歴史の足跡を辿ってみよう。
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明治政府は近代国家の仲間入りを果たすべく、大阪に造幣寮(現在の造幣局)を置いた。貨幣製造という近代産業が運んだ欧米の文化は、今もエリア一帯にモダンな香りを残している。
- 造幣局・泉布観・旧桜宮公会堂
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2021年で開業25周年。複合ビル、帝国ホテル大阪、高層集合住宅が集まり、春は大川沿いの桜、夏には天神祭の奉納花火と、水都大阪の絶景が楽しめる。OAPタワー玄関と大川沿いの東側...
- 大阪アメニティパーク〔OAP〕
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1936(昭和11)年に源八橋が架かるまで、唯一の交通手段は「源八渡し」という船の行き来だった。毛馬生まれの俳人・与謝蕪村も利用したことから、橋の欄干に「源八を わたりて梅の ...
- 源八橋
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日羅は『日本書紀』に登場する6世紀の人。大和朝廷から朝鮮半島の百済との親和を図るべく派遣されて活躍したが、最後は百済人に二重スパイ容疑で暗殺された。国益の犠牲となった高官を偲ん...
- 日羅公之碑
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困窮する庶民のために立ち上がった大塩平八郎。1837(天保8)年の決起後、大砲1発目は大塩邸向かいの与力宅裏庭にあった樹齢200年超の槐の木に撃ち込まれた。
- 大塩の乱 槐跡
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大坂夏の陣で豊臣陣営が敗れた後に建立。豊臣信仰が根付く大坂の状況を払拭するため、徳川家ゆかりの東照宮を建てたといわれる。明治維新後に豊臣再興の風潮が高まり廃社となった。
- 川崎東照宮跡
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民家の角に建つ石碑は、日本初の感化院の場所を示す。明治の近代化で大阪は変貌を遂げるが、劣悪な労働条件と低賃金で酷使される若年労働者と予備軍である少年少女の非行化は深刻な問題とな...
- 池上雪枝感化院跡
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日本近代医学の祖・緒方洪庵は、のちに大阪大学医学部へと発展した適塾の創始者。門人に福沢諭吉らを輩出した。恩師・中天游(なかてんゆう)を慕って同じ龍海寺に自らの墓を建てた。洪庵の...
- 緒方洪庵墓所
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成正寺(じょうしょうじ)は大塩家の菩提寺。江戸時代、幕府に反乱を起こした大塩平八郎と息子・格之助の墓を設けることは禁止されたが、明治期に大塩を慕う門人らが造営した。
- 大塩平八郎の墓
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山片蟠桃は江戸時代を代表する町人学者。蟠桃は「番頭」をもじったもの。質屋の番頭をしながら懐徳堂で学び、儒学や天文学、蘭学などに通じた。大坂の町人らしい精神を学問に昇華、自由で合...
- 山片蟠桃墓所
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