• 近世から続く「ダシをとる」食文化を支えた土蔵 
  • 第五十景

伝統の香りが漂う蔵のまち

菅原町の土蔵
大阪市北区 菅原町6-1

伝統的な土蔵が残る菅原町は、かつて乾物問屋で賑わっていた場所。乾物は天満青物市場の軒先で野菜や果物と一緒に並べられていたが、乾物のみを取り扱う問屋が増え始め、江戸時代から菅原町に集まるようになった。最盛期の大正期には200軒を超えており、昆布、干し椎茸、干し海苔、凍豆腐、かんぴょう、寒天などを取り扱っていた。